Mar 5, 2020

福岡編 -うざマスターはジャズバーにいる-

仕事で福岡に行ってきた。

日が昇る前の出発だったから離陸前に寝てしまったんだけど、雲に反射して入る白い光が眩しくて目が覚めた。雪が降り積もった朝みたいだ。雲を上から見るってあんまりないよね。

ピアニストのエロル・ガーナーはフライト中に窓の外の霧を眺めていたら素晴らしいメロディーラインが自然と浮かんだなんて、有名な話があるけど、残念ながら僕にはそんな才能はないから、マシュマロみたいだなぁ、くらいしか思い浮かばない。

もう少しガーナーの話をすると、彼は楽譜が読めなかったのでメロディーを音符でメモするって事ができなかった。だから、必死にそのメロディーを忘れないようにしてホテルに急行し、ピアノとテープレコーダーを借りてなんとかその音楽が消えてしまう前に残せたんだって。その時の曲が、この有名なミスティって曲なんだとか。



今回の宿泊は天神にある西鉄グランドホテル。歴史ある重厚なホテルだ。僕が泊まったのは、シングルビジネスタイプ。

夜、暇だったから一階にあるホテルのバーに行ってみようかなとも思ったんだけど、何だか高級感が漂っていて入りづらかったのでやめた。でも、そういうのは格式を守るために大事だと思う。誰でも気軽に入れる店も良いけど、緊張感があって客を選ぶような店も必要だ。僕にはまだ早い。

そんなわけで、街に出てフラフラ歩いていたら、JAZZって書いてある看板が見えた。こっちの方が僕には合う。カウンターには、いかにもマスターっぽいハゲ方をしたおじさんが立っていて、僕の来店を歓迎してくれた。客は僕一人だったので、好きなアルバムを大音量でかけてもらったりして、楽しい時間を過ごしていた。

しかし4杯目を注文した時、カランカラン、また別のおじさんが来店。
ハゲマスターが「あ、うちのマスターです。」と紹介。どうやら僕がマスターだと思っていた人は、単なる従業員だったらしく、今きたおじさんが本当のマスターのようだ。

第一声の「君、ジャズ好きなの?」から面倒くさそうな爺だなと思ったけど、僕がApple musicで音楽を聴いている話をすると、

「ダメだよ、そんな違法ダウンロードは」
「そーゆうのって1曲最後まで聴けないだろ」
「しかも変な編集版しかないでしょ」
「ジャケットもどんなのか見れないし」

などなど、お説教が始まった。

どうやらApple musicを勘違いしているらしい。しかもこちらの説明は一切無視。僕は4杯目を一気飲みして(今思うと3杯目で帰ればよかったんだ!)店を出ることにした。僕の気持ちを察してか従業員マスターが会計時に、なんかすいませんねって謝ってくれた。

リアルマスターの拘りも十分理解できるが、こっち側を批判するならせめてもう少し調べてからにしてもらいたいな。ストリーミングもなかなか便利で良いですよ。

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