2020.7月.鳥取.
鳥取県は鳥取市。
鳥取といえば砂丘が有名だ。と、いうことで着いて早々、砂丘へ行ってみた。
平日とは言え、コロナ禍でここも観光客はほとんどいない。
雨が降りそうな空だったけど、このくらいなら海の方まですぐ行けるだろうと、軽い気持ちで登り始めた。雨が降ってきたら傘をさせばいいし、強風が吹いたらすぐ引き返せばいい。
でも実際に歩くと意外と距離があってなかなか辛い。砂の急斜面というのは、アスリートが足を鍛えるために登る場所だから、我々一般人は気軽に足を踏み入れてはいけないのだ。
頂上に到着し、ようやく海に向かって丘を下り出したその時、激しい風と雨が。。。
引き返そうとするも遠すぎて帰れないし、傘をさそうとするも飛ばされそうでさせないし。僕はどうすることもできずに、その場に立ち尽くした。このどうしょうもない状況で、海で漂流するってこんな気分なんだろうか。パラソルへんべえみたいに傘で飛んでいけたら良かったんだけど。
その後、びしょ濡れになりながら、なんとか砂丘から生還。
そして、旅館にチェックイン。
仕事までには空き時間があったので、旅館周辺を散歩する。
すると懐かしい感じの映画館で『風の谷のナウシカ』をやっていたので、入ってみた。席に着くと、明かりが消えて、映画が始まった。もう何回も観ているいる映画だけど、映画館で観るのは初めてだ。
最終的に200くらいある席に自分を含め3席が埋まった。
他の2人も僕と同じくらいの年齢だ。映画が終わり、彼らとエレベーターで一緒になった。平日の昼間からナウシカを観に来るおっさんなんて、一体どんな身分の人なんだろうって思ったけど、自分もそう思われてたかもしれない。
狭い空間で何となくお互いを意識している感じは、した(笑)。
そういえば、鳥取の空港は、通称「コナン空港」っていうらしい。
「コナン」っていうのは、地名か何かだと思ってたけど、あの「名探偵コナン」のことなんだとか。知名度アップを図る目的で、鳥取県出身の作者にちなんで「鳥取空港」から「鳥取砂丘コナン空港」に変えたらしい(あくまで愛称)。
実はこちらの鳥取、外国人向け日本情報サイト「ガイジンポット」では2019年に外国人が訪れるべき観光地ランキングにおいて1位を獲得。上記のアニメやら、食やら、自然やら、僕たち日本人が見過ごしてしまうような鳥取県の魅力を、海外の人は感じているのかもしれない。
そして、帰りの飛行機での出来事。
モデルのナオミキャンベルがコロナ期間中に防護服をつけて飛行機に乗ったことで話題になったけど、全く同じ格好した人を飛行機で見かけた。
さすがにこれはやり過ぎだと思ったけど、もしかしたらマスクの次は防護服の着用が義務化されるかもしれない。
このご時世、一年後ですら見通せないからね。
あれだけ奇抜に見えたフェイスガードも今では見慣れてしまった。
来年はどんな感染対策がでてくることやら。